毒になる親

実生活では公表しておりませんが、毒親(主に母)育ちです。
そのような事情でこの本を読み、言いたいことも山ほどあります。

経験者として、世間で言われている
「育ててもらったんだから感謝しなさい」だの「親だって人間。完璧な人間なんていない」だの
「あなたが大人になって許してあげなさい。許してこそ~」といったことは的外れもいいところだと申し上げたいです。

マウント大好き。自分が中心、一番でないと嫌。自分を否定するなんて許さない。そのためなら嘘をつき、他人を利用するのもいとわない。
そういう人に会ったことはありませんか?
クラスメイト、同僚、近所の人…たとえ友人だったとしても深くかかわらない、付き合いをやめるという選択肢を選べます。

それが「親」だとしたら?生殺与奪を握っているうえ、他人の目がないだけにえげつないですよ。
「親がいなければ子供は存在しないんだから、親は神と同じなんだよっ!子供をどうしようと親の勝手だ!」とも言われましたもん。
まともな家庭で育った方、自分の親の口からそんな言葉が出たらどう思いますか?
親である方は、我が子に対してそんな風に思っていますか?
うちはこの言葉を聞いて、げんなりはしてもショックを受けない程度の家庭です。

「親」ってだけで無条件に強い立場で、まわりも信用してしまう。
「『親』がそんなことするはずがない」と助けてもらえるどころか、信じてすらもらえない。
そして「親御さんは貴女のためを思って厳しくしている。あなたが親御さんに心配をかけているから」だの
「あなたを頼りにしているから」だの
「ここまで育ててもらった親に感謝ができないのは人として~」などと説教されたり。

今までのことを思い出しつつ書いてみます。


あなたが子供だった時


あなたの親は、あなたの人間としての価値を否定するようなことを言ったり、酷い言葉で貴女を侮辱したり、ののしったりしたか。
あなたを始終批判してばかりいたか
→〇
していました。
親の気に入らないことをして叱られていることはもちろん、八つ当たりされているとしか思えないときも
以前のことや関係ないことまで持ち出されて、毎回人格、存在全否定でした。

例えば運動会でビリになったとき
「お前は何ができるというんだ?勉強もダメだし運動もダメ。お前を見ていると恥ずかしくて死にたくなる。昔から親殺しは死刑なんだよっ!」とか。
基本的に自分(親)が一番でないと気が済まないから、普段は罵倒しながらも自分(親)に面倒がかからず、私が死なない程度に苦しんでいるのは楽しそうだが
運動会や授業参観となると「親に恥をかかせやがって!この親不孝者!」となる。

楽しそうだった母の記憶としては、腹痛で苦しんでいる時の親の声が「ねえ、痛い?」とすごく楽しそうだったし、
「野菜を採りに行こう」と何も教わらない状態で畑に連れ出され「収穫しなさい」。
それでキュウリやナスの棘が刺さったりして痛みで手を引いたときには視線を感じる。
そこにはニヤ~~~~ッ(ニコッではない)とした母がいる。

自分(親)に面倒がかかったり、母の機嫌次第では罵倒に変わる。
息がしづらくなっていた私の呼吸音がうるさかったようで「まったくこの子は冬の間ずっと風邪をひいていて憎たらしい」となる。
青っ洟を垂らした、いや女の子のたしなみ(笑)として根性で鼻腔内に押しとどめていた子で、いろんな意味で呼吸が苦しかったんだが
心配をかけないよう細く長~~~~~く呼吸したりして、なるべく音が出ないようにしていた努力も無駄だったらしい。
気づかれていたうえに憎たらしいと思われていたとは。

これは毒親とは関係ないかも知れないけど、小学校時代の思い出として書いておく。
根性論真っ盛り世代だったから体育の見学は見学は基本的に許されず、この状態でのマラソンは地獄だった。
もともと運動神経はないけど体育の成績は最悪だった。もちろんそのことでも怒鳴られたわ~。


基本的に家では自分から親に話しかけたりするのをはじめ、自分の意思で動くことも禁じられていたように思う。
一歩外に出れば「はきはきと話し、学級委員に立候補するような優等生」であることを望まれていたが
そんな都合よく演じられる子どもだったらかえって怖いって。

さらに思い出したけど、「学年でトップであってほしいけど、長男君の機嫌を損ねちゃいけないから、長男君よりできてはいけません」という無茶ぶりもあったな。
申し訳ないけど、その長男君、たいして出来が良くありませんが?
親の要望を叶えるとしたら、私の学年の全員が学力に重大な問題がないかぎりは無理だし、
そんな恐ろしい状態だったとしても、底辺にいる程度のおつむの持ち主ですが?
出来るわけないから、罵倒をはじめるいいきっかけになる。


イメージがわかないのなら、物凄く気の合わない嫁を想像するとわかりやすいかと。

そこに居るだけで不愉快だけど、姿が見えないと遊び惚けているんじゃないかとまた不愉快。
笑っていればイラつくけど、めそめそ泣かれるのもイラつく。

声を聞きたくないけど、自分が求めるときにはハキハキ答えろ。
いちいち言わなくても空気読んで動け。でも顔色をうかがっているのは気持ち悪い。
なつかなくて可愛くない。表情がなくなれば何を考えているのかわからなくて気持ち悪い。

それでも家においてやっているし、食わせてやっているんだから黙って従え、感謝しろ。
自分より幸せになるのは許せない。自分ができないことをするのが許せない。自分がいないところで楽しく過ごすなんて許せない。

そんな感じ。


私が成長してからは仲のいい親子が羨ましいようで、友達みたいな親子になりたいようだ。
友達のようなといっても、母の望む関係はそのままよ?無理だわ。仲良くなんてできるはずもない。


あなたの親は、貴方を叱るときに体罰を加えたか。
あなたはベルトやヘアブラシ、その他のものでぶたれたか
→△
数回。その気になれば数えられる程度。
中学生になったころ一度殴られてからは箍が外れたかのようだった。
このころから傍観していた父が母と一緒になって説教、罵倒、暴力に加わるようになった。

例えば、父の言葉に納得できず「どうしてそういうことになるのか?」と食い下がったらビンタ。
高校の下校時にうっかりバスを乗り間違えてしまったのを分岐点で気づき、バス停一つぶん(5分ほど)歩いて戻ったのが数日後に親の耳に入り、
父にはビンタ、母には電話帳で殴られたとか。
(そのあたりはいかがわしい場所ではないし、中学校時代の友人宅もある住宅地だ)

殴られる理由としてもどうかと思うが、GPSもない時代にそこまで行動が筒抜けの監視体制なのが気持ち悪かった。
おそらく「お宅の○○ちゃん、*****からバスに乗ってきたけど、何処かに行ってきたの?」とか言われたんだろう。

ちなみに殴られて泣けば「泣けばいいと思って」で、泣かなければ「殴られても泣きもしない。可愛げがない」だとさ。

兄が言うことを聞かないからと、そのかわりに私の行動を制限して
思い通りにしたかったようだが、そちらの方もエスカレートして些細なことで殴られた。
「通学以外の外出は許さない、家に居ても勉強と寝るとき以外は自室にこもらず、親の目が届く場所に居ろ。
部屋にこもりたがるってことは、ろくでもないことをしている証拠だ」からはじまり、
全否定されるまであれこれ持ち出しては罵倒される。
だから自室に居るだけでも文句を言われるし、机に鍵があるのが嬉しくて使っていたら、当然ながら罵倒された。

この習慣が身に付いた状態で、同居していない方の祖父母の家に何度か行ったことがあるが
祖父母やいとこに対して自分からは話しかけない、目も合わせない、話しかければ最低限は答えるがその時は敬語、
ものをねだることもない、一日中茶の間の隅にぽつんと座って動かない孫ってかなり不気味だったと思う。



あなたの親は、しょっちゅう酒に酔っていたり、薬物を使用していたりしたか。
あなたはその光景を見て、頭が混乱したり、嫌な気がしたり、怖くなったり、傷ついたり、恥ずかしいことだと感じたことがあるか。
→これはなかった。
ただ、素面の状態の親に対し、そんな感情になったことはある。



あなたの親は、いつも精神状態が不安定だったり、体が不調で、そのたまにいつも酷くふさぎ込んでいたり、あなたをいつもひとりぼっちにして放っていたか。
→不安定までいかないが少々メンタルが弱い人だったと思う。外面がいいぶん家で八つ当たりといった感じでした。
体の方は問題なかったような気がします。
放っておくというより過干渉、監視型。だからひとりで留守番が楽しみでした。
一人暮らしを始めて、真っ暗な部屋に帰る喜びときたら…!「こりゃ堪えられませんなぁ」という言葉がぴったりw



あなたの親はいろいろな問題を抱えており、そのためにあなたは彼女の世話をしなければならなかったか
→これはなかった。
せいぜい顔色をうかがいながら生活をし、顔色をうかがう子どもなんて気持悪いと罵倒され
近所の人やママ友の悪口やら愚痴を延々と聞かされる程度。



あなたの親は、貴方に対して何か秘密を守らなければならないことをしたことがあるか。
あなたに対して何らかの性的な行為をしたことがあるか。
→「秘密」ということなら連日罵倒されているのは隠し通していた。外では仲良し親子に見えたと思う。
子どもながらに「あんた(親)の罵倒ごときじゃ私は歪まない…ってのは無理だけど、表面だけでも幸せそうな顔してみせる」
という変な意地があって、おかげさまで甘やかされて育ったオーラがすごいらしい。

そうよね。本来なら親に教わるはずのことも知らず、人との付き合いも外出も禁じられて育っているもの。世間知らずだよ。
それで表面だけとはいえ幸せそうな顔していれば、そう見えるかもしれないね。
浮世離れしていると言われることもある。
それが親におんぶにだっこといった風に見えるんだろう。現実は座敷牢だけどなw

小学校に入ってすぐのころせっかくできた友達の家に
「うちの子はお宅の○○ちゃんが嫌いみたいで。仲良くしてくれるのはありがたいけど、娘さんにうちの子とは遊ばないように伝えてくれないかしら?」と電話したり
私に対しては「お前に友達なんかできゃしない。お前がバカだから利用されているだけだ」とか言っちゃうのがうちの親だ。

バイト先では連休が終わると「帰ってお母さんに甘えてきたか?」と言われていたし
「甘やかされて何でもしてもらった苦労知らずに見える」といった理由でいじめられたこともある。
それは私の努力の賜物ってことでいいかしら?
馬鹿と天才は紙一重という言葉があるけど、お嬢様育ちと毒親育ちも紙一重…なんてことは、さすがないないわね。

性的な行為をされたことはないが、俗に言うセクハラに分類されるようなことはしょっちゅうあった。
母は私が女性になることが嫌だったようだ。「色気づいちゃって~pgr」とかがもううざくてうざくて
あまりに面倒だから帰省するときは、頭に手ぬぐい巻いてジャージ姿w
着替えは下着しか持たず、実家の着いたらそのジャージは洗濯し、実家にある服で過ごす。

私が入浴していると脱衣場をはじめあらゆるドア、引き戸が開け放たれていて
風呂からあがってみると家の中どころか外まで全裸が晒されるようになっている謎の行動はいまだに理解できない。
全部開いていないときでも30cm程度は開けられていて、ぴっちり閉まっていることは無い。
例によって「色気づいちゃって~pgr」になるのがわかっているから、無反応でやりすごすけど。

そういえば一度だけ理由を聞いたことがあった。
「広々と開放的な部屋の方が好きだから」とのことだった。
それなら自分がいる場所の周りだけにしておけばいいのに。

さらに思い出した。
この無反応も見極めを誤ると反応がないのがつまらないのか、さすがにまずいと思うのかわからないけど
なんとか反応を引き出そうと嫌がらせがエスカレートすることがあった。


親には性的な行為をされたことはなかったけど、兄がねぇ……未遂で済んだけど。
これはねー、兄は跡取り様として大切に大切に…日々の食事でさえ私と差をつけ、手に負えなくなってからはひたすら機嫌を取る一方
私のことは人として扱わないような家だったから、兄も私のことを人として見ていなかったってことなんだろうね。
ここですら書くのを躊躇するような、反吐が出るなんて言葉じゃ表せないようなことも言われたわ。

毒親、毒家族育ちとしての経験として書いているとしても、あまりにも気持ち悪すぎるから
見たい人のみこちらをクリックしてご覧ください。
はじめのころは兄にされていることが分からなくてきょとんとしていたんだけど
成長すれば意味もわかってくる。
そしたら「なんで急に抵抗をはじめたの?されている意味がわかったから抵抗しているんだろ?」とか。



あなたは親を怖がっていることが多かったか
→〇
その通り。
話が通じない、手段を選ばない相手は怖い。
たまに優しい声で話しかけられたが、そういうときは裏がある。

中学生のころ、帰宅したら優しい声で「部活、お疲れ様」と言われた。
その日は部活じゃなくて補習だったけど、いつも部活に反対されていたので
気味が悪くて「うん」とだけ言って家に入った。
そしたら補習だということを知っていてのことだったようで
「親に嘘をつくなんて~!」の罵倒から始まり、ビンタまでのフルコース。

「親に優しい声で話しかけられて、気味が悪くて逃げなきゃならないのって問題でしょ?
『嘘をついた』以前にそこを考えてみて」も
「親に向かって~」と火に油を注ぐことになった。


やたらと優しい声で話しかけてくる時期があり、数年後に気づいた。
兄夫婦の披露宴のために帰省した時で、嫁いびりの一環だったようだ。

今までは末っ子で、身体的にも立場としても一番弱くて、基本的に抵抗しない私がターゲットだったし
猫なで声の不気味さに気を取られていて気づかなかったわ。
その数か月後、借金を返してもらったこともあり兄夫婦は姿をくらませたそうだ。
私は嫁いびりも大きな原因だと思うよ。

私と兄との関係がうまくいっていないこともあり兄嫁さんとまともに話せなかったけど
方言を覚えたりをはじめとして、馴染もうと頑張っていたのに。
もう会うことも無いと思うけど、兄嫁さん、かばえなくてごめん。


常にターゲット決めていびっていないと気が済まない人のようで、周りを巻き込むのがうまい。
祖母、父が入院していた病院での
看護師さんや他の患者さんの付き添いを巻き込んでの「私」いびりの陰湿さときたら。
「お母さん一人に介護を押し付けて」とのことらしい。

確かに新幹線を使う距離だから、頻繁には戻れない。
それって集団でいびられなきゃならないことかしら?
でも入院となれば昼間は付き添いをして、そのまま夜も泊っていますが?

母が娘の悪口を吹き込んで集団でいびるように仕向けるって異様だし
このような親と同居したいと思う?関わりたいと思う?
考えてもごらんよ。集団で娘をいびるように仕向けるような親が普段は娘思いのいい親だと思う?

親の立場でも考えてごらんよ。
「普段は居ないんだから、存分にこき使ってくれるわ」。ここまではわからんでもない。
少々嫌味を言うこともあるだろう。でも他人を巻き込んでまでいびるか?
世間の親御さんに是非ともお聞きしたいんだが、娘が何をやらかしたら周りを巻き込んで集団でいびろうと思える?
そんな疑問を挟む余地もなく協力させ、娘が病院に到着する前にその体制を作っておくのって何の才能だろう?
病院到着時から雰囲気がおかしいのは気づいていたわ。

そういえば新幹線+ローカル線移動して炎天下を大荷物で駅から病院まで歩いたら、熱中症になってしまったのか
頭痛、吐き気、手足の震えで動けなくなり、しばらく祖母の病室の隅で座っていたことがあった。
親は到着後すぐに働かないのがご不満だったらしいが、看護師さんも頭に氷が入った袋をのせて休んでいる私を見る目が冷たい。

考えてみたら子どものころからの習慣でヘラヘラ笑っていた気がする。
体調を崩すと「それ見たことか。親の言うことを聞かないから罰が当たった」とか言われていたから、具合が悪くても出来る範囲で平気な顔をしていたからな。
でもプロから見て「甘えるな」程度の症状だったってことなのね?
そういうことなら、この点に関しては私が悪いわ。

で、この場合はどうすれば良かったんだ?
頭痛?吐き気?手が震える?その程度こらえて働け?
病院近くで回復するまで待機?そして「遅い」との罵倒を甘んじて受ける?


母が言いたいことは想像がつく。
「こうしてみんなが私の味方をするってことは私が正しい。だから言うことを聞け。これまでの恩に報いて親孝行しろ」でしょ?



あなたは親に対して腹を立ててもかまわなかったか。
それとも、親に治してそういう感情を表現することは怖くてできなかったか。
→腹は常に立てていたけど、隠していた。いろいろと面倒だからな。
腹を立てるどころか別の意見を言うことさえ許されない。
どんな些細なことでも、「こうしたほうがいいんじゃない?」程度でも「親に逆らうのか?この恩知らず」だの「人でなし」だの罵倒される。
それが効かなければ泣きわめかれる。

「怒」だけでなく「喜怒哀楽」、全ての感情を出すことも許されない。
「今日外で見かけたけど、馬鹿みたいな顔して笑ってたね~」は何度言われたことか。
「これ美味しいね」もだめ。
母曰く「食わせてもらっている分際で『味がどうこう』言える身分じゃない」んだとさ。
でも「作ってもらっているのに美味いでもまずいでもなく黙って食っていて、何様のつもりだ?」のときもあるから見極めが難しい。
…わけじゃなくて、どっちの反応でも母の機嫌次第なんだわ。

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